2012年8月3日金曜日

「中国はなぜ超大国になれぬのか?」=包容力ないわが国には“友達”はいない

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● 「中国はなぜ超大国になれぬのか?」



サーチナニュース 2009/08/03(月) 15:22
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0803&f=politics_0803_009.shtml&pt=large

【中国ブログ】包容力ないわが国には“友達”はいない

  教育者であり、信孚教育集団の創立者として知られる信力建氏はこのほど、
 「中国はなぜ超大国になれぬのか?」
と題するブログを発表した(写真)。
 中国・中国人は包容力や開放性に欠けるため、真の友を作れないでいるなど、自らの精神性に問題があると主張した。
 今回は、その前半を紹介する。

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  中国では2008年の北京五輪大会をきっかけに、
 「中国は超大国になった」、
 「手本とする国はなくなった」、
 「これからは、中国が世界をリードする」
などの論調がもてはやされるようになった。
 信氏はまず、
 「本当にそうか?」
と疑問を示した。

  信氏は
 「大国に必要なのは包容力と開放性だ」
と主張。
 「それこそ、中国に最も欠けているものだ。
 心理状態は国家のレベルを決定する。
 包容力と開放性がないことは極めて危険だ」
などと論じた。

  また、国外との問題が発生した際に、「愛国主義」が大きく盛り上がると指摘。
 信氏によると、
 「中国は強大になったから、世界は中国を重視し、尊敬すべきだ」
との「夜郎自大」の考え方から、改革開放が始まって30年たっても抜け出せていない。

  中国は近代になってからは列強の侵略を受けた。
 そのため、「外国敵視思想」がしみついてしまった。
 信氏によると、
 中国にとってはすべての国が「仮想敵」で、
 中国は真の友を持つことができなくなった

  そのため、例えば米国が
 「東南アジア諸国連合(ASEAN)とのパートナーシップの確立に注力する」
と言えば、米国の善意については考えてみようとせず、
 「何かの陰謀だろう」
と考える。
 また、中国は他国と同盟を結ぼうとしない。
 同盟関係で得られる利益よりも、中国の行動を制約すると考えるからという。

  国家指導層が友好を唱える一方で、民間では敵対心が旺盛という異常さも目立つ。
 他国と問題が発生した場合、相手の立場を配慮すべきなどとの意見を示せば
 「裏切り者」、
 「走狗(使い走りの犬)」
などの言葉が浴びせかけられる。

  信氏によると、
 これらは典型的な「弱国」の心理状態だ
 まず、
 自らは被害者と位置づけ、他者を口を極めて否定することで、自己防衛の壁を作る。
 「自らだけが正しい」という強烈な意識が、世界との融合を妨げている
という。

 信氏は、米国と中国の「友人関係」を比較した。
 米国にとって最も重要な友人は
 英国・フランス・ドイツ・イスラエル・日本・韓国・メキシコ・カナダ
と指摘。
 また、主に軍事面で重要な同盟国では
 フィリピンやオーストラリア
もある。
 いずれも、相互に利益を得ている。
 中国メディアは米中関係に注目しつづけているが、
 「残念ながら、米国は中国を仲間にしようとしていない」
と論じた。

  信氏によると、
 世界の大国の中で、中国ほど孤立無援の国
はない。
 中国は1950年代に朝鮮戦争に参戦して、社会主義陣営内の地位を高めた。
 そして、ソ連との同盟関係を解消。
 西側陣営にくさびを入れるため、アジア・アフリカ・中南米の盟友を求めた。
 北朝鮮、カンボジア、タンザニア、ザンビアなどだ。
 「来るもの拒まず」の方針で、支援を行った。
 しかし、このことが中国の外交から「相互利益を求める」というバランスの取れた目標を失わせることになった。

  中国が外交関係を結んだ国には、物乞い同然に得るものだけ可能な限り得て、国際状況が変われば、中国から離反する国もある。
 外交の失敗も、今日の中国を取り巻く国際情勢を作った。

  信氏によると、中国が真の大国になるためには、包容力と開放性がどうしても必要だ。
 異なる文化とのぶつかり合いを認め、歴史的な感情問題を捨て去る。
 そして、
 自分の欠点を正視して、外国の長所を取り入れ短所を補わなければならない。

  信氏は、
 「この世に永遠の敵など存在しない」
と主張。
 しかし、永遠の利益関係を構築することはでき、
 「金融危機に苦しむ米国が、財務省副長官が同国高官として冷戦後初めて、中国を『盟友』と言った」
ことを好機として、米国と相互に協力し、相互に助け合う真の友になることを模索するべきという。
 米国と新しい関係を構築する過程で、中国は本物の度量を身につけることが必要だ論じた。

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◆解説◆
  「夜郎」は約2000年前に、現在の貴州省に存在したとされる国。
 夜郎の王は、漢の皇帝の使いに「漢と夜郎と、どちらが大きいか」と尋ねたという。
 夜郎国は、現貴州省や雲南省などでは極めて強い勢力だったが、漢の大きさとは比較にならない。
 「夜郎自大(夜郎、自らを大となす)」は、世間知らずの意で使われる成語。
 日本で使われる「井の中の蛙、大海を知らず」に似たニュアンスだ。
 なお、「井の中の蛙」の話も、中国の古典である荘子にみられる。


 信力建とは東日本大震災のとき、

災難を神が日本に与え、
 日本が泣き、
突然降りかかった災害の前に
 すべての傲慢は消え、
戦々恐々とし、
 孤児のように同情を誘っている。
 
日本は一人の孤児のようだ。
 神は日本を家から追い出し、
 災害に満ちた土地だけを与えた。

日本という孤児と比べ、
 良家のお嬢様である中国

と述べ、日本ではひどく話題になった人。




【日本にその覚悟があるのか】



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