2012年8月22日水曜日

落胆の坂を転げ落ちる中国:最後は竹槍主義か?

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 腰の引けてしまった中国に刺激を送っているのだが。
 「中国に向けた無駄な策」と切り捨てる記事、だということは、
 これからも、どんどんこの手の訓練をしてもいいという、容認姿勢になる。
 日本に戦闘軍事訓練をさせて、黙ってみていていいものでもあるまい。
 日本は非常時の対応をどんどんエスカレートさせていくことになるのだが。

 こういうときは、得意の「中国ラッパ」を吹かないといけない。
 そうしないと日本はどんどんつけ込んでくる。
 だが。
 「無視、あるいは切り捨てる」とつけ込んでくる。
 「ラッパを吹く」と、真に受けて補強にのりだす。
 まったく、日本ってヤツはシツコイ

 「ガンバレ! 中国」って。
 そういえば、少し前に国を動物に例えると、という記事があった。
 うろ覚えだが、中国は「獅子」「竜」「虎」だったかな。
 対する日本はお稲荷さんの「キツネ」。
 あるいはネコとか。
 なるほど。
 

サーチナニュース  2012/08/22(水) 07:24
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0822&f=politics_0822_001.shtml

日米が島嶼防衛訓練を開始「わが国に向けた無駄な策」=中国

  陸上自衛隊は21日より、米第3海兵遠征軍とグアム島やテニアン島で37日間に渡る「島嶼防衛に関する実動訓練」を開始し、初めて島嶼を訓練場所とする。
 中国網日本語版(チャイナネット)は21日、
 「中国に向けた無駄な策」と切り捨てる記事

を掲載した。
 以下は同記事より。

  防衛省は演習前に、
 「今回の演習は、特定の国家を仮想敵国とするものではない」
とする声明を発表した。
 しかし演習の背景や目標を鑑みると、この声明には含みが残されているようだ。
 今回の防衛訓練は、日米安保条約に基づく東アジアの安全の新構築、米国のアジア太平洋回帰戦略に向けた積極的な行動と密接に関連している。

  数カ月前の野田首相の訪米期間、日米は西太平洋の軍事提携の強化について合意に達し、共同で「網」を構築し、安全に関する主動的な立場を維持するとした。
 今回の演習には現実的な狙いがあるとともに、象徴的な意義にも富むことは間違いない。

  日本は、今回の軍事演習は「動的防衛力」の推進に関する協力だと表明している。
 いわゆる「動的防衛力」とは、日本が2010年の『防衛計画の大綱』で取り上げた構想だ。
 日本は部隊の機動性とスムーズな反応を重視し、「テロリストによる襲撃」や「外部の力による離党の占領」に備えるとした。

  日本は遠距離の輸送能力と作戦能力の強化を急ぎ、「島を奪う戦い」を展開しているが、その狙いは何か。
 産経新聞はある防衛関係者の談話を引用し、
 「演習は、中国の釣魚島(中国側呼称、日本名:尖閣諸島)に対する侵攻をシミュレーションしたものだ」
と伝えた。

  日本は釣魚島の帰属問題を『日米安保条約』に結びつけ、外部の力により中国に圧力を加えようとしている。
 米国はまことしやかに、日中の領土問題の立場をあいまいにすると同時に、日本に「気遣い」を示すシグナルを送っている。
 これは中国の領土主権維持に対する固い意志を過小評価した行為だ。

  「役に立たないカード」と知りながら、日米は問題を激化させている。
 これは中国を刺激するけちな作戦か、それとも戦略に対する自信のなさを示すものか。
 日米両国はよく分かっているはずだ。

  平和発展の道を歩むうえで、他国からの敵意を無視し、国家の核心的利益をないがしろにすることはできない。
 また外部からの妨害により、前進の歩みを止めることもできない。
 これは力強い発展の勢いがこれまでのパワーバランスを覆し、類まれな意志と執着心により他国との関係の動向を主導できることを意味している。

  大国としての台頭、これは国際関係における手段の豊富化を実現する、苦しい探索の道のりだ。
 中国は固い決意、そして十分な意志を必要としている。




レコードチャイナ 配信日時:2012年8月22日 11時9分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=63977&type=0

日中の武力衝突、引き金ひくのは世論?
=両国とも政府は民族主義の人質に
―露メディア

 2012年8月20日、ロシアラジオ局ボイスオブロシアのウェブサイトは記事
 「世論が日中戦争を引き起こす可能性も」
を掲載した。21日、環球網が伝えた。

 先日、中国各地で大規模な反日デモが起きた。
 2005年、2010年に続くデモは、民族感情が日中関係の障害であることを改めて示すものとなった。
 この事態は両国政府にとって望ましくないのものだ。
 自由貿易協定(FTA)交渉を進められない、反中的色彩を帯びた日米同盟がされるなどの影響が予想される。

 解決策は民族感情を沈静化させるしかないが、それは容易な課題ではない。
 日本も中国も長期にわたり尖閣諸島を自国領土として教育してきた。
 その結果、両国政府は自分たちが宣伝してきた民族主義の人質となってしまった。
 あるいは世論こそが武力衝突の道に進ませる引き金となるかもしれない。


 さて、操り人形のピオキオは一人で歩き始めるか。
 「覚悟のない中国」は何もできない。
 でも、ピノキオがお尻をたたき、解放軍がオモチャを使いたがってきたら、政府は抑えきれるか
 まず、無理だろう。
 一戦あるとみたほうがいい。
 とくに「覚悟もなく」泥沼にはまりこんだ中国はむちゃくちゃな動きをする可能性がある。
 日本は様々なシュミレーションを繰り返し、いかなる事態でも冷静に対処できるようにしたほうがいい。
 よって、このようは訓練を常に怠りなく、実行するべきだろう。


 悲壮感ただよう中国論調にいささか涙が出てくる。
 「海上でゲリラ戦を行う。海の人民戦争だ。
 海のゲリラ戦ね???
 言いたいことはわかるのだが、
 ゲリラ戦の根本は、「ヒット・アンド・ウエイ」で、隠れるところがあってゲリラになる。
 海洋ではゲリラは丸見えになり、いわば体の良い「動く標的」になるだけ。
 つまり射撃訓練の的か、ステインガーミサイルのテスト目標になってしまう。
 どうやっても中国は勝てそうもないのが日本。
 いろいろアイデアが出ているようだが、それらはつまるところ竹槍主義。
 昔、日本にもあったが。
 ガンバレ中国!、覚悟はないようだが根性くらいはあるだろう。 



サーチナニュース 2012/08/22(水) 12:00
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0822&f=politics_0822_016.shtml

実力で尖閣奪還、中日の“朝貢秩序”回復せよ=中国専門家

  中国共産党機関紙の人民日報系のニュースサイト「環球網」は21日、
 「専門家は語る。中国は自発的に日本に反撃し、釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)を標的にせよ」
と題する論説を掲載した。
 論説中には
 「中国は実力をつけ明治維新以前の状態を回復し、日本が改めて遣唐使を送らざるをえないようにせよ
との主張もある。
 一部メディアは同論説を転載し
 「中日の朝貢秩序を回復せよ
とする見出しをつけた。

  同論説は、尖閣諸島の“奪還”をめざす活動家や、強硬論を唱える専門家の発言を多く紹介した。
 いずれも
 「釣魚島は古来の中国領。日本は不法占拠した」
との立場で、
 「どのようにすれば、取り戻せるか
と論じた。

  中国国防大学の戴旭教授(解放軍内の階級は大佐に相当する大校)は、
 「中国の漁船と監視船の方が日本の(海上保安庁の)船よりはるかに多い」、
 「われわれが押しかけて日本の船を拿捕(だほ)すればよい。そうすれば実効支配だ」
と発言。
 日本が自衛隊を出動させた場合には
 「われわれも軍艦を派遣する。
 やつらが手をだせば、たたくまでだ」
と主張。

  中国軍事科学学会常務理事・副秘書長である羅援少将は戴教授の発言を受け、
 「狭い道で(自動車などが)対抗する場合には、勇気あるものが勝利する
と述べ、尖閣諸島の問題で中国は
 「境界線を引き、警告し、実力を行使。
 (尖閣諸島を)射撃の標的とし、封鎖する」
と主張。
 一方で、
 「海上でゲリラ戦を行う。海の人民戦争だ。
 (民間の)活動家が動きまわり、日本人を奔走させ疲労させるのだ」
と述べた。

  清華大学国際戦略研究所の楚樹龍副所長は、
 「中日関係(日中関係)の鍵となるのは実力
と主張。
 「私の知る日本人は皆、米国を嫌っている。
 しかし、米国には従順だ。
 なぜか。
 米国は日本に原子爆弾を落とし、今も占領しているからだ」
と述べた。

  楚副所長は続けて
 「中国は一度は日本を占領すべきだ。成果があがる。
 ただし、そういう時代は終わった
と述べ、目指すべき方策として
 「中国は実力をつけ、両国の力の関係を明治維新以前の状態に戻すべきだ。
 改めて、日本が遣唐使を(中国に)送らざるをえない状況にせよ」
と主張した。

  鳳凰網は同記事を転載し、
 「専門家は語る。釣魚島を回収するために、最終的には実力が必要。
 中日の朝貢秩序を回復せよ」
との見出しで紹介した。
 ポータルサイトの捜狐は同記事を
 「中国は武力で釣魚島を守らねばならない。日本に武力行使の度胸なし
の見出しで伝えた。

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◆解説◆
  遣唐使は630年から838年まで、日本の朝廷が中国に派遣した国家使節(894年の遣唐使は菅原道真が大使に任命されたが停止となった)。日本側の史料では、唐の皇室と対等の立場で交易・外交を行ったが、中国側の認識では「倭国(わこく)が唐に派遣した朝貢使」だった。
  ただし、唐の周辺地域の支配者の多くが、唐皇帝の臣下として冊封(さくほう)を受けていたが、遣唐使の時代の日本の天皇は唐王朝から冊封を受けていない。


 「中国は武力で釣魚島を守らねばならない。日本に武力行使の度胸なし
 そうだ。
 「日本にその覚悟はあるのか、中国にはある。
ってところを見せないと。



サーチナニュース  2012/08/24(金) 11:51
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0824&f=politics_0824_017.shtml

「釣魚島で日中軍事衝突の場合」はわが国が優位=中国報道

  21日から始まった日米合同軍事演習について、中国国防大学軍事後方支援・軍事科学技術装備教研部副主任である張召忠海軍少将は
 「日米が例年行う軍事演習は多いが、諸島防衛を想定した訓練は初めてであるため、中国は注意すべきである」
との見方を示した。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。以下は同記事より。

「中国を怒らせたくない日本」

  日本当局は今回の訓練に対し、
 「特定の第3国を敵国として想定したものではない」
としているが、日本の防衛省官僚は一方で、
 「今回の軍事演習は釣魚島(中国側呼称、日本名:尖閣諸島)の防衛を念頭に置いたものである」
と宣言しており、日本側のいわゆる「諸島防衛」訓練は、つまりは中国の釣魚島を狙ったものであるということは明らかだ。

  そして、日米合同軍事演習の訓練地に西太平洋のテニアン島を選んだのは、釣魚島から遠く離れているからである。
 敏感な地域を避けることで、日本も中国を怒らせたくないと考えているようだ。

  張海軍少将は
 「共同訓練の戦術から分析すると、日米はテニアン島が中国軍に占領されたときのことを想定して実施している。
 日米安全保障条約に従えば、米国と日本は連携して島の奪還を行う。
 米国は軍事的な優勢を利用して、まずはテニアン島の制空権、制海権および制電磁(情報)権を掌握し、その後に日本の自衛隊が島に上陸する。
 これは日米合同軍事演習でよく見かける作戦でもある」
と説明した。

■ 「中国をけん制することを狙う米国」

  張海軍少将は 
 「仮に釣魚島(中国側呼称、日本名:尖閣諸島)で軍事衝突が発生した場合、日本と中国の軍事力を比較すると、中国の作戦能力のほうが強く、優位である。
 中国の沿海部から釣魚島は距離的に近く、沿海基地のレーダー・弾道ミサイルがカバーできる範囲にある。
 しかし、米国が介入した場合には、日中の軍事力の優劣に変化が生じるため、中国は対応策を講じる必要がある」
と指摘した。

  また、張海軍少将は
 「米国が積極的に日本との共同訓練を推し進めたのは、軍事演習によって、戦略的に抑止力を強化することが狙いで、中国により大きな圧力をかける目的がある」
と見ている。

  特殊な意図がある今回の日米の合同軍事演習に対し、張海軍少将は
 「中国は何かしらの反応を示すべきである。
 その反応は、外交面、軍事面において全面的で適切なものである必要がある

との見方を示した。


 防衛訓練は「無駄な策」という一方で、
 「何らかの反応を示すべき」という意見もあるようだ。
 「釣魚島で日中軍事衝突の場合」はわが国が優位
とわざわざ言うなら、なにも論じなくともいい。
 こういう時、ロシアは何も言わないタイプであるが、中国はいろいろ言葉が多い。
 「男は黙ってモスクワビール」
がロシアであるなら、
 中国は口やかましい女
になってしまう。
 確かに、
 「中国はお嬢様」という説があったから、女性系なのかもしれない。
 言葉は多いが、いざ戦いになると支離滅裂になってしまう可能性があるかもしれない。




【日本にその覚悟があるのか】



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