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「日本にその覚悟があるのか」
と言ったのは、中国にその覚悟はありドンパチを辞さないという意味だろう。
だが、
「今は大規模戦争になるのでやらない」
という。
大規模戦争をやる覚悟が日本にあるのか
ということではなかったのか。
つまり、
中国は口先ではでかいことをいうが、覚悟はまったくできていない
ということのようである。
日本は過去に、ロシアと海戦し、アメリカに海戦している。
いわゆる戦後冷戦時代を演出した世界最強のニ大国との海戦を経験している。
これは圧倒的な経験である。
日本を除けばこのニ大国に戦いを挑んだ国家はこれまで一国もない。
それのもたらすであろう諸事にも豊か過ぎるほどの蓄積がある。
中国には海戦の経験がない。
キャリアの比は雲泥の差である。
おそらくそれが、怖れとなっているのであろう。
国内不安を抱えているので、できることは口先ラッパを大きく吹くことと、子犬のようにキャンキャンじゃれつくことしかできない。
中国はまだ覚悟するには程遠い
というのが本音であろう。
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年8月17日 7時55分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=63841&type=0
<尖閣問題>中国が今すぐ奪還しようとすれば、大規模な戦争になる―中国紙
2012年8月16日、中国共産党機関紙・人民日報系の国際情報紙「環球時報」は、尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐる問題について、
「中国が今すぐ奪還しようとすれば、大規模な戦争になる」と論じた。
以下はその概要。
釣魚島(尖閣諸島)をめぐり、中国と日本が張り合っているのは実力、そして敵と対峙する勇気だ。
日本は韓国、ロシアとの領有権争いで悔しい思いばかりしている。
そのうっぷんが中国に対する強硬姿勢につながっているのだろう。
今年に入り、日本は「尖閣購入計画」など挑発的な態度をとり続け、中国社会もこうした日本の態度にイライラがたまっている。
中国と日本は今、どちらも負けられない状況だ。
中国の民衆は
「釣魚島(尖閣諸島)は中国領なのになぜ日本に占領されているのか」
「なぜ人民解放軍に香港の抗議船の護衛をさせないのか」
と疑問に思っているだろう。
だが、中国社会に分かって欲しい事実がある。
民間の「保釣」(尖閣防衛)行動は国の総合的な力が支えているのだ。
政府は活動家の上陸を表立って支持してはいないが、活動家は決して孤立しているわけではない。
その証拠に海上保安庁の巡視船は放水銃で攻撃しただけだった。
これは中国を怖がるあまり、それ以上の行為に出られなかったのだ。
中国政府と香港特区政府は今すぐ、活動家たちを安全に帰国させなければならない。
そのため、中国は十分な外交手段を動員して、日本との争いの準備をする必要がある。
中国の「保釣」(尖閣防衛)活動はすでに素晴らしい成果を挙げている。
日本が「実効支配」しているとはいえ、いまだに無人島のままだ。
日本には開発する勇気がないだけである。
しかも、日本人が簡単に上陸することもできない状況だ。
それは、なぜか。
中国の機嫌を損ねたくないからだ。
とはいえ、中国は今すぐ釣魚島(尖閣諸島)を奪還しようとするわけにもいかない。
国民もこれだけは肝に銘じてほしい。
そうしようとすれば、大規模な戦争になる。
戦争にどんなメリットがあるというのか。
釣魚島(尖閣諸島)をめぐる駆け引きは複雑だ。
中国の実力と知恵が試されているといってよい。
官と民の信頼関係はどうか?暗黙の了解は出来ているだろうか?
外国との争いではちょっとしたミスが命取りになる。
決して壊れることのない固い結束こそが、相手をひるませる最強の武器になるということを覚えていてほしい。
』
「 だが、中国社会に分かって欲しい事実がある。
民間の「保釣」(尖閣防衛)行動は国の総合的な力が支えているのだ。
政府は活動家の上陸を表立って支持してはいないが、活動家は決して孤立しているわけではない。 」
これなんだ?
単なる言い訳であり、
何もできないが、応援はしている、
ってことになるが。
これまさに、政府の敵前逃亡である。
あの「覚悟はあるのか」あたりのトーンからすると、雲泥の差になっている。
中国に覚悟はなく、日本に覚悟がある
とすると、これからは
「中国ラッパと日本行動」
の、対決になってくる。
『
サーチナニュース 2012/08/17(金) 09:38
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0817&f=national_0817_006.shtml
【中国BBS】尖閣上陸による逮捕が世界に日本領と知らしめた!
中国の掲示板サイト虎撲の掲示板に
“釣魚島(中国側呼称、日本名:尖閣諸島)に上陸して日本に逮捕されたことで、世界中の人が釣魚島が日本領だと認識してしまったのでは?”
というスレッドが立てられた。
スレ主の懸念に対してさまざまな回答が寄せられた。
スレ主は、
“釣魚島は日本が実効支配しており、中国の船を見つけるとぶつけてくる”と主張。
そして中国の部隊はいったいどこに行ってしまったのか、自分の領土をなぜ自分で守れないのだ、
と述べている。
これに対して次のようなコメントが寄せられた。
・「毎回、“実効支配”という言葉を聞くと悲しくなってくる」
・「釣魚島が日中間で領土問題になっており、日本が実効支配しているということは、世界中の人がもうすでに知っているけど」
・「この件で討論をするのはやめよう。
国の大原則は経済発展だ。
そのために今は少なくとも亀になる必要がある。
この種の摩擦は大きくも小さくもできる。
日本の後ろではアメリカが虎視眈々と狙っているのだ」
今回の件で中国の対応を批判するコメントもあり、
「自国の人間が自分の領土に行って他国の軍隊に捕まった。
こんなにおかしなことはない」、
「中国は外交が弱すぎる。
特に小日本に対して」、
「韓国でさえ大統領が上陸したんだぞ。中国はどうだ?民間頼みかよ!」
などの意見があった。
中国のネット上では戦争だと言った物騒な発言をするユーザーも少なくないが、日本と戦争になって笑うのは米国だという意見や、米国は自分の土地では戦争しないから賢いなどの意見もあった。
また、
「中国では毎日抗日ドラマを流しているのに、釣魚島は日本が実効支配しているというのはとんだ風刺だ」
と皮肉る人や、
「釣魚島の事をもっとよく調べた方がいいと思うぞ。
はっきり言って釣魚島と中国はまったく関係がない。
あれは台湾の物だ」
と主張するユーザーもいた。
』
この
「日本にその覚悟はあるのか、問題」
は一気に
内容的にはつまらなくなってきた。
中国の腰がもう少し座っていてくらたら面白かったと思うのだが。
でも日本にとっては、諸般でありがたい事件だった。
なにしろ、
中国が日本の世論をガンガン煽ってくれている
のだから、日本政府にとってこんなに嬉しいことはない。
してやったり、だろう。
『
サーチナニュース 2012/08/17(金) 09:58
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0817&f=politics_0817_008.shtml
“日中は釣魚島をめぐってやり合うときを迎えた”=中国
中国共産党の機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は16日付け社説で、
“中国の官民の意気投合が釣魚島(中国側呼称、日本名:尖閣諸島)保護を成功に導く”
と論じた。
中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。以下は同記事より。
香港の釣魚島保護行動委員会の船「啓豊2号」に乗った活動家は15日、釣魚島に上陸した。
中国の活動家が島に上陸したのは2004年以来となる。
日本の閣僚や議員が靖国神社を参拝した「8月15日」という敏感な日に中国社会に喜びをもたらした活動家の行動に、私たちはこの場を借りて声援を送る。
日本側は15日、島に上陸した7人を含む中国の活動家14人を逮捕した。
野田佳彦首相は「法令にのっとり厳正に対処する」と述べたが、これは日本人に向けた言葉であり、中国は決して屈したりはしない。
釣魚島は中国領土で、日本の法律は無効であるため、中国側は日本側による中国の活動家に対するいかなる法的手段も認めず、日本側は無条件で釈放しなければならない。
活動家が釣魚島に上陸し、日本との外交駆け引きは今後、アジアの2つの大国の本当の力比べとなる。
中国の漁船と日本の海上保安庁の巡視船が釣魚島周辺海域で衝突した際、日本は中国人船長を「法にのっとって裁判」しようとした。
中国側は強く反対し、日本側は最終的にその場をつくろい、船長を釈放した。
2004年、日本は釣魚島に上陸した中国側の人員を「強制送還」として釈放した。
今回の活動船の登録地は香港であり、香港特区政府と中国が協力して日本側に圧力をかければ、逮捕された活動家を釈放させることは可能なはずだ。
中国側は日本側のいわゆる「法にのっとった裁判」を断固として受け入れてはならず、そのほかのいかなる妥協もしてはならない。
釣魚島をめぐって、中国と日本が比べているのは実力で、それと同時に「目の敵にしている相手に出会う」勇気も競っている。
日本は島の領有権争いで韓国とロシアにやられたばかりで、むしゃくしゃしており、国内には中国に対して強硬な態度をとるよう政府に求める声がある。
一方、日本は今年に入ってから「釣魚島購入」などの挑発を行っていることから、
中国社会も日本に腹を立てており、中国と日本は釣魚島をめぐってやり合うときを迎えた
といえる。
』
「中国と日本は釣魚島をめぐってやり合うときを迎えた」
のだが、度胸がないのでできない。
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年8月18日 6時17分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=63869&type=0
<尖閣問題>日本と全面戦争なんて馬鹿げている、今はそんな時代ではない―中国紙
2012年8月17日、中国共産党機関紙・人民日報系の国際情報紙「環球時報」は、尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題をめぐり、
中国と日本が全面戦争で解決を図ろうとするのは馬鹿げている
と論じた。以下はその概要。
大国間が戦争という手段で領土紛争を解決する時代は終わった。
中国と日本が全面戦争で釣魚島(尖閣諸島)問題を解決しようとするのは馬鹿げている。
両国のネット上では「開戦しろ」といった過激な意見も出ているが、ほとんどの国民はそんなことは望んでいない。
もちろん、両国政府の選択肢に戦争が入るわけがないだろう。
だからといって、中国が日本に妥協するという意味ではない。
むしろ全く反対である。
今日の「保釣」(尖閣防衛)の局面は我々が懸命に作り上げてきたものだ。
日本側に逮捕された14人を救い出すために今できることは、日本に厳正な態度で圧力をかけることである。
衝突を激化させない姿勢がかえって問題解決を早め、この局面を救うことになる。
中国の釣魚島(尖閣諸島)に対する戦略は今のところ、成功だといえる。
我々は現実とよく向き合うべきだ。理想主義のスローガンに流されて、何も進展していないと勘違いすべきではない。
力強く釣魚島(尖閣諸島)の領有権保護という方向に向かって進んでいこう。
どんな時も決して後退はしない。
国民よ、どうか自らの立ち位置と環境をよく見極め、「前進」と「後退」の違いを理解してほしい。
』
本当に「敵前逃亡」になってきた。
「日本にその覚悟はあるのか」
と言い切っておきながら、ことがヤバクなると
「中国と日本が全面戦争で釣魚島(尖閣諸島)問題を解決しようとするのは馬鹿げている」
という。
全面戦争でカタをつけようと煽ったのは中国ではないのか。
「大国間が戦争という手段で領土紛争を解決する時代は終わった」
とは、どういうこと。
それなら、「覚悟はあるのか」なんて吠えなければいいのに。
「国民よ、どうか自らの立ち位置と環境をよく見極め、「前進」と「後退」の違いを理解してほしい」
言い出しっぺが、「後退」してしまったら、残された国民はどうなる。
まったく
「ウソの上塗り」ばかりが先行する。
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年8月18日 5時45分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=63868&type=0
中国人民解放軍は自衛隊を壊滅させる力を持っている、
だが開戦は賢明ではない―香港紙
2012年8月17日、香港紙・太陽報は、
中国人民解放軍は日本の自衛隊を壊滅させることは可能だが、開戦は賢明ではない
と論じた。
中国紙・環球時報(電子版)が伝えた。以下はその概要。
香港の民間団体「香港保釣(尖閣防衛)行動委員会」の活動家が尖閣諸島(中国名・釣魚島)の魚釣島への上陸に成功、世界中の中国人を感動の渦に巻き込んだ。
だが、喜びに浸ってばかりはいられない。
どうすれば中華民族の復興という大局を損なわず、中国にとって最大の利益を得る形で尖閣諸島を取り戻すことができるのか、冷静に考えてみる必要があるだろう。
今すぐ尖閣問題を解決するのは不可能だ。
何度上陸を果たしても日本が尖閣諸島を手放すことはないだろう。
トウ小平が提唱した「棚上げ論」と共同開発を日本に呑ませることこそが、今のところ最も効果的な「保釣」(尖閣防衛)策だといえる。
だが、頑固で頭の固い日本人を納得させることはかなり難しい。
では、日本人を説得できなければどうするか。
両岸三地(中国本土・台湾・香港)が声高に領有権を主張していくしかないだろう。
世界中に尖閣諸島は日本のものではなく、日本が完全に実効支配しているわけでもないことを示すため、
民間の漁船と中国当局の海洋監視船を尖閣諸島に頻繁に送り込むのだ。
最も賢明でない策は戦争である。
中国の軍事力は日本の自衛隊を壊滅させることは可能だが、戦争は世界中が反対するだろう。
自分たちにとっても何の利益にもならないし、経済発展という大局をぶち壊すことになる。
』
「
今すぐ尖閣問題を解決するのは不可能だ。
何度上陸を果たしても日本が尖閣諸島を手放すことはないだろう。
では、日本人を説得できなければどうするか。
民間の漁船と中国当局の海洋監視船を尖閣諸島に頻繁に送り込むのだ。
」
もう完全に中国は日本におびえている。
自衛隊の出動も視野に入った現在において、中国が開戦して勝てる割合はほとんどない。
でも、
「いまやったら中国は負けます」
とはいえない。
「中国の軍事力は日本の自衛隊を壊滅させることは可能だが、戦争は世界中が反対するだろう」から、やらない、
と言う。
このところ、
大言壮語してしまったあとの言い訳に苦慮している、
そんな雰囲気の毎日が続いている中国である。
【日本にその覚悟があるのか】
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