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相変わらず、理屈が先行する。
その後ろに見えているものは
「中国にはその覚悟がない」
という一言。
では何故、覚悟ができないのか。
いくら数字を並べ立て、理屈を捏ねても、
「まだ、日本に勝てるだけの力はない」
ということが、分かってしまっているから。
それを後ろにいるアメリカを引き合いに出して弱さを隠している。
下の記事からわかることは、
「あと10年しないと、中国は日本に勝てない」
ということである。
よって記事にもあるとおり、
「中国には覚悟がない」
と言っている。
なら、「日本に覚悟はあるか」なんて言うな、というjことになるのだが。
『
サーチナニュース 2012/08/24(金) 07:27
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0824&f=politics_0824_002.shtml
今は日中開戦の時期ではない 両国の軍事力を比較=中国
中国網日本語版(チャイナネット)は23日、
「今は日中開戦の時期ではない」
と題する記事を掲載した。以下は同記事より。
中華民族復興の主な目標は、祖国の完全統一(台湾との統一)、および失われたすべての領土「チベット南部、東シナ海の釣魚島(中国側呼称、日本名:尖閣諸島)、南沙諸島」の奪還である。
釣魚島をめぐる活動は長期的な闘争であり、短期間内に一挙解決することはできないため、焦燥感を抑える必要がある。
中国は今、日本に対して手の内を明かす適当な時期には至っていない。
少なくともあと十年間に渡り実力を蓄積してから、手の内を明かすことになる。
中国が今日本に対して手を明かすならば、それには「戦争の覚悟」が必要である。
そのためにはまず、双方の国力と軍事力を客観的に比較しなければならない。
人民解放軍の規模は200万人以上に達し、そのほかに数十万人の武装警察部隊が控えている。
日本の自衛隊の隊員数は約25万人だ。
中国には核兵器があり、海外の専門家によると中国の核弾頭は400個、弾道ミサイルは128発、潜水艦発射弾道ミサイルは12発に達する。
これらはすべて戦略ミサイルであり、他にも大量の戦術ミサイルがあり、中国が圧倒的な優勢を占める。
また人民解放軍の戦車は約7000両に達するが、日本は約1000両のみだ。
空軍も人民解放軍が有利で、戦闘機の保有数は日本の5倍以上に達する。
日本は軍事力の質の面でやや勝っている。
日本は水上艦を多く保有しているが、中国の潜水艦の保有数は約60隻と、日本の約20隻を大きく上回っている。
日本は1隻のヘリ空母、16隻のミサイル護衛艦(多くはイージス艦)を保有しており、人民解放軍の戦力をやや上回る。
しかし人民解放軍の空母が実戦投入されれば、双方の海軍のパワーバランスが大きく覆されるだろう。
仮に今日、中日が一対一で開戦した場合、中国の必勝、日本の必敗は間違いない。
◇米軍の支援が脅威に
事実上、日本は戦争を仕掛けられない状態に置かれている。
中国は海上での交戦を避けることが可能で、ミサイルを使用し日本本土の戦略目標(原子力発電所、火力発電所等)を直接攻撃し、日本を火の海にすることができる。
しかし実際に中国が日本と1対1で戦う可能性はゼロである。
日本のバックには米国がついており、日米安保条約も米国の日本に対する防衛責任を定めている。
日本はまた、米国の太平洋地域における最大の軍事基地でもある。
中国が日本に対して手の内を明かす場合、米国の要素を考慮しなければならない。
米国の軍事力は中国を大きく上回っているが、これは客観的な事実である。
中国では現在、日本に対する苛立ちや焦りがあるが、背後に控える米国、そして米国が日中の争いから漁夫の利を得ようとする戦略的な狙いを見落としている場合が多い。
このような情勢下、中国は外交ルートを通じ、中国が失われた領土の核心的利益を取り戻すことを米国に認めさせ、その代わり米国のアジア太平洋地域における利益に反対しない立場を示すべきだ。これには時間が必要となる。
』
中国の人口は日本の11倍、国土は20倍。
とすると少なくとも中国には戦車が10,000両必要になる。
しかし、陸戦をやるわけではないので戦車比較は無意味。
解放軍が200万人、自衛隊は25万人。
比較でいうと解放軍は少なくとも250万人必要であるのだが。
しかし、これも比較無意味。
それだけの人員をどうして日本に運ぶということになる。
空軍力はどうか。
残念ながら、中国は戦闘機のエンジンを国内生産できていない。
よって信頼性がいまだ問題になっているというニュースは頻繁に入ってくる。
5倍の空軍機を相手では日本もツライが、戦闘機の基本は質の問題に行き着く。
数合わせでは叶わないが、まず日本が有利であることは間違いない。
次は潜水艦。
中国は3倍の潜水艦をもっている。
が、相当にうるさいらしい。
ということは、日本の潜水艦にとって中国の潜水艦は魚雷訓練の格好の目標になる。
あとは、弾道ミサイルと核兵器。
どちらも、両国相手本土に向けては使用できない。
さて’、問題は
「日本は軍事力の質の面でやや勝っている。」
ということなのだが。
ピストルとライフルの戦いみたいなものになってしまう。
勝っているやつが、勝っていないやつと叩くと、勝っていないやつの数が急激に少なくなる。
これは、決定的である。
「やや勝っている」
というのは、戦闘では
「格段に勝っている」
ということになる。
こいうことを熟知しているからこそ
「あと10年は戦争できない」
ということなのだろう。
繰り返すが、
「現代戦争とは、人の見えない戦争」
である。
よって戦車とか、人員とかは比較の対象にならない。
現代戦争は数合わせではないのである。
数百人が働いている工場で生産されるものが、オートメ化してニ、三十人で充分という時代なのである。
要は、いかにハイテク化されているか。
それをバックアップする体制が確保されているかである。
レベルの高い部品を瞬時に供給できるシステムがあるかである。
幾重にも情報網が張り巡らされているかである。
キーボードを叩くことによって行われる戦争
それが現代戦争である。
「ヤーヤー、我こそは」
とか
「鉄砲担いで」
とかの戦争ではないのである。
『
サーチナニュース 2012/08/25(土) 08:34
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0825&f=politics_0825_003.shtml
中国が南シナ海での勢力拡大で日本の生命線を握る
航空母艦(空母)の建造から始まり、海上における軍事力の拡大、深海での油田掘削プラットフォーム、海洋資源の開発、さらに三沙市の設立、海洋における領有権の保護に至るまで、中国は南シナ海問題において、絶えずさまざまな措置を講じている。
中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。以下は同記事より。
第2次世界大戦が終結して以降、日本の軍事力拡大は一定の制限を受けていたものの、アジア地域の海洋において、
日本が強大なシーパワー(海洋力)を誇る「海洋強国」であることに疑いの余地はない。
日本に隣接する中国が積極的に「海洋強国」になることを目指しているため、
日本は中国を外部最大の脅威であると見なすようになった。
日本は海に囲まれている島国で、海洋資源への依存度が極めて高く、仮に中国が南シナ海で強大なシーパワーを手に入れた場合、日本の生命線は中国が握っているも同然となり、日本にとっては受け入れられないことである。
中国がフィリピンやベトナムなどとの南シナ海問題の解決に成功した場合、釣魚島(中国側呼称、日本名:尖閣諸島)問題における中国の優位性は明らかとなり、日本は劣勢にならざるを得ないため、これについても日本は受け入れることはできない。
日本は軍事力の強化を速めており、中国の脅威を想定した新たな防衛白書が発表された。
釣魚島においては一歩も引かない
様子で、そのうえ、南シナ海問題においても、火に油を注ぐような行動を取っている。
これらはすべて、中国のシーパワーの拡大を阻止することが狙いである。
中国は海洋戦略を進めているため、日中の海洋での摩擦は頻繁(ひんぱん)に発生するようになると見られる。
』
【日本にその覚悟があるのか】
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