2012年8月29日水曜日

日本大使襲撃事件:反体制テロリスト暴走への懸念は

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●8月28日、丹羽駐中国大使が乗った公用車が男に襲われた事件で、中国外務省は関係当局が「真摯に」事件を調査していると表明した。写真は北京の日本大使館。15日撮影(2012年 ロイター/Jason Lee)



NeesWeek 2012年08月28日(火)11時33分
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2012/08/81003.php

日本大使の公用車襲撃、中国政府「真摯に調査している」

[北京 28日 ロイター] 
 日本の丹羽宇一郎駐中国大使が乗った公用車が男に襲われ、車両に掲げていた日の丸が奪われた事件を受け、中国外務省は関係当局が「真摯に」事件を調査していると表明した。
 新華社が報じた。

 新華社は
 「中国政府は、外国の大使館と職員の保護を定めたウィーン外交関係条約を一貫して履行している」
とする外務省の声明を伝えた。

 日本大使館によると、丹羽大使を乗せた公用車は北京市内で27日、別の車2台に止められ、中から出てきた男に日の丸を奪われたという。
 丹羽大使にけがはなかった。

 日中関係は、尖閣諸島(中国名・釣魚島)に上陸した中国の活動家らが逮捕・強制送還される事件が今月中旬に発生して以来、緊迫の度合いを増しており、中国各地で反日デモが行われている。




ANNニュース





レコードチャイナ 配信日時:2012年8月28日 20時19分
http://www.recordchina.co.jp/gallery.php?gid=64157



日本大使車襲撃、北京の大使館周辺は24時間の警備体制―香港メディア

 2012年8月27日、丹羽宇一郎駐中国大使の乗った車が襲撃され、国旗を奪われた事件を受けて、北京の日本大使館周辺では数十人の警官が24時間態勢で警備を敷いているという。
 香港の衛星TV局・フェニックステレビの報道。

 27日夕方、北京市内で、丹羽宇一郎駐中国大使の乗った公用車が進行方向をふさがれ、中国人とみられる男が車両に取り付けられた日の丸を奪い去った。
 直前に、後方にいた2台の高級外車が前方に出て割り込んできたため、停車したところ、その車両から降りてきた男が旗を取っていったという。

 今月、尖閣諸島の領有権をめぐって、香港の民間団体構成員や日本の地方議員が次々と魚釣島に上陸し、日中関係の緊張の高まりとともに中国国内では反日感情が高まっている。
 今回の事件もこれを背景に起こったものとも考えられるが、これを受けて28日夜、山口壮外務副大臣が北京入りする。
 胡錦濤(フー・ジンタオ)中国国家主席に宛てた野田首相直筆の親書を携えていると伝えられるが、中国外交部としてどのように対応に当たるか、人選も含めてまだわかっていないという。

 なお、北京の日本大使館には数台の警察車両と数十人の警官が24時間態勢で配備され、ものものしい雰囲気。
 日中に1人の女性がミネラルウォーターの瓶を投げ込む事態が発生したが、すぐに警察官に取り押さえられたという。


 この問題、内容的はたいしたことないが、ある種の危うさがある。
 というのは、もしこれがテロリストだったらどうなるのか、ということである。
 中国政府の転覆を企てるグループがテロリストを送り込んで、日本大使の殺害あるいは障害に及べば、おそらく日中はもっとも剣呑な状態に入る。
 それをきっかけに同時多発デモが頻発し、それに地元の不満分子が画策すれば、暴動へと誘いこむこともできる。
 中国で日本絡みの何かが発生すると、事態は思わぬ方向へ進展する。
 それは中国政府がもっとも恐れることでもある。
 相手が日本であるかぎり、国対国であるが、テロリストであり、暴動を煽動する不満分子だとことは容易ではない。
 中国が反日を煽るのはいいが、突発的に何か思っても見なかったことがおこり、それが暴走することは昨今の中国の状況では起こりうることである。
 中国はそういう暴走の発生を求めているのならば仕方がないが、しかし、それは共産党政府にとって危険なことではないだろうか。
 今回は単なる反日の庶民の行動のように思えるが、これが組織化されたグループによる犯行だったらどうなるだろうか。
 中国政府はどうもコントロールができていないという’印象をうけるが。
 反体制グループは今回の事件をみて、
 当局の管理の甘さを感じ、さまざまなところで反日の事件を仕掛けてくるだろう。

 反日行動なら中国では許されるということから、これを騒動を起こすキッカケにするであろうことは容易に考えられる。
 もしかして、中国政府の手におえなるなく事態までということはありえるのだろうか。
 それが、中国に体制への事の始まりになることも十分にありえる。 
 どうするかは、中国の判断だが。



レコードチャイナ 配信日時:2012年8月28日 15時1分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64148&type=0



日本大使車襲撃に米国務省「事実であれば注視したい」―米華字メディア

 2012年8月27日、丹羽宇一郎駐中国大使の乗った車が襲撃され、国旗を奪われた事件について、
 米国務省は同日にヌーランド報道官を通じ、即時に対応した。 
 米華字ニュースサイト・多維新聞(DWnews)の報道。

 27日夕方、北京市内で、丹羽宇一郎駐中国大使の乗った公用車が進行方向をふさがれ、中国人とみられる男が車両に取り付けられた日の丸を奪い去った。
 直前に、後方にいた2台の高級外車が前方に出て割り込んできたため、停車したところ、その車両から降りてきた男が旗を取っていったという。
 なお、丹羽大使にけがはない。
 中国外交部は日本側の抗議を受け、事件について
 「非常に遺憾。再発がないよう努めたい」
としている。

 これについて、ヌーランド報道官は
 「もし事件が事実と確認されれば、米政府としても大いに注視したい
とした。
 さらに、日中間の緊張関係、ことに尖閣諸島の領有権をめぐる紛糾については観察を続けるとともに平和的解決を望んでいると発言した。
 なお、尖閣問題について、米国は現在のところ中立的立場を保っている。


 この「米政府としても大いに注視したい」というのは微妙だ。
 何を注視しようとしているかだ。
 尖閣問題を注視するなんて公式なことではあるまい。
 おそらく、ひとつは
 「外国の大使が襲われた」ということ。
 第二は
 「中国の警備に盲点がある」ということ
であろう。
 もちろんアメリカの大使が襲われないように防御を固めようなんてことはどうでもいいことで、もっと大きなこと、すなわち端的に述べれば
 アメリカは中国の弱点がどこにあるのか
そのことを注視している、ということであろう。


TBSニュース






レコードチャイナ 配信日時:2012年8月29日 11時57分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64180&type=0

日本大使館に物を投げた女性、拘束される=高まる反日感情―北京市



 2012年8月28日、中国・北京市にある日本大使館に、反日的な言葉を叫びながらペットボトルを投げた女性が現地警察に拘束された。新華社通信が伝えた。

 中国では今月15日の香港活動家らによる尖閣諸島上陸以来、各地で反日デモが催されるなど、反日ムードが高まっている。
 27日には丹羽宇一郎駐中国大使の乗った車が襲撃され、中国当局は北京市にある日本大使館周辺の警備を強化している。
 そんな中、日本大使館にペットボトルを投げつける女性が現れた。
 女性はその後警察に拘束されたが、騒動の詳細については伝えられていない。


 珍しいことである。
 以前は領事館に石を投げつける人が多数いて、警官は見て見ぬふりをしていた。
 今回はペットボトルで拘束されたという。
 明らかに中国当局の対応が変化している。







【日本にその覚悟があるのか】



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