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日中とも、やっと動き出しましたね。
こういうのは下手にフタをするようなことはせずに、行き着くところまで行き着かないと収まらない。
大いに動いたほうがいい。
中国も大いに反日デモをかけたほうがいい。
その度合で日本の腹決めが促進されることになる。
中国では反日デモが大きくなればなるほど解放軍が動かざるをえなくなる。
あっちもよし、こっちもよしというような曖昧な解決はもう期待しないほうがいい。
中国政府も腰を据えてかかかるべきだろう。
反日デモにかこつけて暴動を起こそうとする連中もいるだろう。
中国は景気減速による不安から、やり場のない鬱憤が出口を求めている。
反日を掲げて、
「政府はなにやってるんだ」
と、矛先が内部に向かう可能性がある。
うまく誘導しないと、それが反政府デモにもなりかねない。
全国各地での一斉蜂起というのは、当局にとって危険な兆候をもっている。
中国は政権交代を控えているので、出だしが鈍いかもしれない。
尖閣諸島沖で両海軍が対峙するくらいの場面が出てこないと、解決は見通せない。
そういう状況で、どうでるか、そこからだろう。
もし不用意に一発でれば、それで一気にいくしかない、ということも十分考慮しておかねばならない。
日本は及び腰で対峙すべきではない。
「日本にその覚悟はあるのか」
と問われているのだから、覚悟を見せねばなるまい。
尻尾をまいて逃げ出すなんてことはやめて欲しい。
そんなことをしたら、一気に政府の支持は遠のくだろう。
『
ウォールストリートジャーナル 2012年 8月 19日 19:22 JST [時事通信社]
http://jp.wsj.com/Wire-Center/node_496999
日本人10人尖閣に上陸、地方議員ら=慰霊祭参加者、事情聴取―海保
沖縄県の尖閣諸島周辺海域での慰霊祭に参加した、日本人のうち10人が19日午前8時前、尖閣諸島・魚釣島に上陸した。
関係者によると、上陸者10人のうち、5人が地方議員。
内訳は東京都の都議や杉並、荒川両区の区議、茨城県取手市や兵庫県の地方議員。
国会議員は含まれていない。
魚釣島をめぐっては、中国人活動家ら14人が不法上陸するなどした容疑で15日に逮捕され、その後、強制送還されている。
中国では19日、中国人活動家逮捕を受け、尖閣諸島の領有権を主張する反日デモや抗議行動が拡大しており、日中関係の緊張度が増すのは必至だ。
第11管区海上保安本部(那覇市)や関係者によると、上陸した10人は船から泳いで魚釣島に渡った。
上陸後、日の丸を掲げた。
午前9時半ごろに島を離れ、泳いで船に戻ったという。
海保の係官が船に乗り込み、上陸者から事情を聴いた。
尖閣諸島を管理する政府の許可を得ずに、島に上陸した場合には、軽犯罪法違反になる可能性もある。沖縄県警は上陸した10人が帰港後、任意で事情を聴く方針。
関係者によると、約150人が18日夜、戦時中に亡くなった人たちを洋上で慰霊するために石垣島や与那国島などから約20隻に分乗し、出港していた。
慰霊祭には超党派の「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の議員も参加。
帰港後、石垣市内で記者会見した会長の山谷えり子参院議員(自民)は、10人が上陸したことについて、
「正当化できるものではないかもしれないが、気持ちは分かるような気がする」
と述べた。
』
『
jiji.com (2012/08/19-19:25)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012081900039
反日デモ、各地に拡大=深センで暴徒化、日本料理店被害
-尖閣めぐり抗議・中国
【深セン、上海時事】沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)に上陸した香港の活動家が逮捕されたことを受け、中国の領有権を主張する反日デモや抗議行動が19日、中国の少なくとも18都市で起きた。広東省深セン市のデモ参加者は4000人以上に拡大し、一部は日本車を破壊し、日本料理店の窓ガラスを割り、日の丸を燃やすなど暴徒化した。
中国の各日本総領事館や日本大使館によると、上海、遼寧省瀋陽、山東省青島、広東省広州の各領事館や北京の日本大使館の前で抗議行動が起こった。
日本人がデモなどに巻き込まれたとの情報はない。
青島や広州の総領事館前ではそれぞれ約450人、約300人が参加した。
イトーヨーカ堂や伊勢丹が出店する四川省成都市では広場に数千人が集結したが、警官隊が解散させた。
新華社電(英文)やミニブログ「微博」(中国版ツイッター)によれば、杭州(浙江省)や温州(同)、長沙(湖南省)、ハルビン(黒竜江省)などでも反日デモ・抗議が起こったが、大きな混乱は伝えられていない。
インターネット上では19日に10都市以上で反日デモに参加するよう呼び掛けがあった。
当局は活動家らの強制送還後、書き込みを削除するなど規制を強めたが、公安当局は集結した若者らに対してデモを容認した。
デモ拡大の背景には、19日午前に日本人10人が尖閣諸島に上陸したとのニュースが中国のテレビやネットで大きく伝えられたことも関係しているとの見方がある
』
日本にとっては、これをうまく利用することだろう。
「穏便に、穏便に」
なんてことは、もうその時期を過ぎている。
さらなる強行措置がとられることは確かだろう。
おそらく、
日本からの中国大使の一時的な引き上げと中国からの日本大使の追放
といったところか。
そうでもしないと共産党を差し置いて、解放軍が出てくるだろう。
ラッパばかり吹いていても収まらない。
民衆が動き出した以上は、政府もぴっしりとした行動が求められるであろう。
民衆が二波、三波としかけると、いよいよとなるのだが。
『
ウォールストリートジャーナル 2012/8/21 14:11
http://jp.wsj.com/japanrealtime/blog/archives/13486/
反日抗議デモ、中国国内から行き過ぎとの声
中国の複数の人気ウェブサイトに20日、反日抗議デモの写真が掲載された。
日本車をひっくり返したり、たたいたりしている様子をとらえた画像もある。
国内有数の国際都市でさえ日本に対する根深い不信感が明らかな中国だが、今回はオンラインでも国営メディアでも、深圳から瀋陽まで広がった抗議活動に対して、行き過ぎだとの声がいつにない数に達している。
共産党系の新聞、中国青年報は1面の論説で、
「この種の『愛国心』が称賛されることは決してない」
と指摘。
「真の愛国者が恥ずかしく感じるだけだ」
としている。
オンライン上のビデオには、深圳で数十人が日本車のパトカーを攻撃し、ひっくり返す様子が映っている。
中国の国旗を持った男が裏返った車の上で踊り、群衆がはやし立てる映像もある。
ミニブログのWeibo(微博)には20日、
「日本は嫌いだが、こうした反日抗議をする自国民は病気だ」
とのユーザーの書き込みがあった。
別のユーザーは
「日本が尖閣諸島(中国名:釣魚島)を占拠していたとしても、中国の土地で中国人の車をたたいたり、日本人を捕まえて殴ったりすれば、すべて違法行為だ」
と書いている。
反日感情は、日本の活動家が尖閣諸島に上陸したことを受け、週末にあらためて高まった。
同諸島は日本によって支配されているが、中国も領有を主張している。
台湾も同様。
同諸島の領有権は、経済的にも戦略的にも重要だ。
周辺は重要な漁場であり、石油や天然ガスが眠っている。
20日には日本製品ボイコットの呼びかけを強めるオンラインユーザーもいた。
微博には日本車お断りの看板を掲げたガソリンスタンドの写真も掲載されていた。
ただ、この写真が本物かどうかは確認されていない。
一方、中国メディアは、尖閣をめぐる連帯の呼びかけを続けている。
主流メディアのナショナリスト的な言葉遣いの背景には、特に東シナ海と南シナ海での領有権問題について、断固とした姿勢を強めるよう外務省当局者その他政府指導者に求める国民が増えていることがある。
ナショナリスト的な傾向のあるタブロイド紙、環球時報の英語版は20日付で、
「中国の国としての強さは、成長が続く限り、有利な交渉材料となって日本に後退を強いるだろう」
と主張。
「軍事手段に頼りたがらないことは、中国が戦争を恐れているという意味ではない」
としている。
記者:Brian Spegele(WSJブログ「China Real Time」より)
英語原文はこちら≫
』
「軍事手段に頼りたがらないことは、中国が戦争を恐れているという意味ではない」
というのはちょっと。
「日本にその覚悟はあるのか」
と迫ったのは共産党機関紙である。
中国は戦争を恐れている。
それはおそらく、
「勝利の見込みがない」
ということがわかっているからだろう。
だから、民衆は鬱憤ばらしに走る。
おおいに行き過ぎて欲しい、というのが日本人の本音だろう。
行き過ぎれば、当局がビビる。
軍事的な手を出せない中国にとって、残るは
「勇ましい、恫喝ラッパ」
のみである。
うるさいことではあるが。
これもガス抜きだろう。
【日本にその覚悟があるのか】
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