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●記者会見で竹島や尖閣諸島問題の見解を表明する野田首相=24日午後、首相官邸
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jiji.com (2012/08/24-11:47)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012082400383
竹島・尖閣をめぐる衆院決議の全文
竹島、尖閣諸島をめぐる衆院決議の全文は次の通り。
■ 【李明博韓国大統領の竹島上陸と天皇陛下に関する発言に抗議する決議】
島根県の竹島は、わが国固有の領土である。
これは歴史的にも国際法上も疑いはない。
しかしながら、韓国は、竹島を不法占拠し、施設構築等を強行してきた。
韓国が不法占拠に基づいて竹島に対して行ういかなる措置も法的な正当性を有するものではなく、決して容認できない。
今般8月10日に李明博韓国大統領が竹島に上陸した。
わが国はこのことを強く非難するとともに、竹島の不法占拠を韓国が一刻も早く停止することを強く求める。
また、わが国政府は、断固たる決意をもって、韓国政府に対し、毅然(きぜん)とした態度をとり、わが国政府が一丸となって、竹島問題について効果的な政策を立案・実施するべきである。
さらに、8月14日、李明博韓国大統領は、天皇陛下の韓国ご訪問について極めて不適切な発言を行った。
友好国の国家元首が天皇陛下に対して行う発言として極めて非礼な発言であり、決して容認できないものであり、発言の撤回を求める。
わが国は、韓国を重要な隣国として認識していることは変わらず、韓国国民と親密な友誼(ゆうぎ)を結んでいくことができると引き続き信じている。
そのためにも、李明博韓国大統領をはじめとする韓国政府要人および韓国国民が賢明かつ冷静な対応をすることを強く求める。
右決議する。
■ 【香港の民間活動家らによる尖閣諸島不法上陸に関する決議】
尖閣諸島はわが国固有の領土である。
これは歴史的にも国際法上も疑いはない。
また、現にわが国は尖閣諸島を有効に支配している。
従って、尖閣諸島をめぐり解決すべき領有権の問題はそもそも存在しない。
こうした中、香港の民間団体の活動家ら14名が、今月15日、わが国海上保安庁巡視船による警告・制止を振り切って、尖閣諸島沖のわが国領海に侵入した。
また、これら活動家のうち7名は、同日夕刻、尖閣諸島魚釣島に不法上陸した。
これらの行為は極めて遺憾であり、本院は、これらの行為を厳しく糾弾するとともに、厳重に抗議する。
これらの違法行為に対し、国内法令にのっとり厳正な対応を行うのは政府の当然の責務である。
政府は、違法行為に対し法にのっとり厳正に対処するとともに、こうした事態が再発しないよう、中国、香港当局に対し厳重な申し入れを行い、さらに、尖閣諸島の有効支配を引き続き確たるものとしていくために、警備体制の強化を含め、あらゆる手だてを尽くすべきである。
同時に、日本にとり、中国および香港は、幅広い分野で緊密な関係を有し、利益を共有する重要なパートナーである。
日中両国は、アジア太平洋地域をはじめ国際社会における平和、安定、繁栄に向け、戦略的互恵関係を一層強化させていくためともに手を携えていく関係にある。
わが国は、こうした大局を見失わず、同時に、主張すべきを主張し、措置すべきを措置し、領土・領域の保全を全うし、わが国の国益を、冷徹に、断固として守っていくべきである。
右決議する。
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2012/08/24 21:33 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201208/CN2012082401002268.html
首相「不退転の覚悟」 竹島、尖閣は日本の領土
野田佳彦首相は24日夕、官邸で臨時に記者会見し、島根県・竹島(韓国名・独島)と沖縄県・尖閣諸島は日本固有の領土と強調した上で、韓国や中国による領有権の主張に対し「毅然とした態度で冷静沈着に不退転の覚悟で臨む」と決意表明した。
竹島の領有権問題は国際司法裁判所で決着させるべきだとの認識を重ねて示し、離島の警備を徹底するため海上警察権を強化する海上保安庁法改正案の今国会成立を訴えた。
日本の領土に関して首相が会見するのは異例。
韓国や中国との対立が続く中、日本の立場の正当性を国内外に訴える狙いがある。
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【日本にその覚悟があるのか】
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