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『
NHKニュース 7月26日 18時34分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120726/k10013881671000.html
尖閣 “自衛隊活用含め対応”
野田総理大臣は、衆議院本会議で、沖縄の尖閣諸島の周辺などで、領海侵犯などの不法行為があった場合、
必要に応じて自衛隊を用いることも含めてきぜんと対応する
考えを示しました。
この中で、野田総理大臣は、沖縄の尖閣諸島の周辺で中国の船による領海侵犯が相次いだことなどを念頭に、
「平素から危機管理態勢を整え、外交努力も含めそのような事態を未然に防ぐことが重要と考える」
と述べました。
そして、野田総理大臣は
「尖閣諸島を含め、わが国の領土や領海で周辺国による不法行為が発生した場合は、必要に応じて自衛隊を用いることを含め、政府全体できぜんとして対応することになる」
と述べました。
一方、野田総理大臣は、アメリカ軍の最新型輸送機「オスプレイ」について、
「私自身がオスプレイに試乗するかしないか、また、地元にどのように説明するのかも含め地元の不安を払拭(ふっしょく)するためにできることを引き続き、十分検討したい」
と述べ、安全性に対する地元の懸念を払拭するため、政府としてできるだけのことをしたいという考えを示しました。
』
『
jiji.com (2012/07/27-11:17)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012072700339
あくまで理論的可能性=尖閣への自衛隊出動-藤村官房長官
藤村修官房長官は27日午前の記者会見で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)やその周辺の領海への不法侵入行為に対し、自衛隊を出動させる可能性に触れた野田佳彦首相の国会答弁について、
「あくまで理論的可能性として言及したとの理解だ。
中国へのけん制といった指摘は当たらない」
と述べた。
藤村長官は
「(首相は)答弁の中で中国との戦略的互恵関係を深化させる考えをきちんと表明している」
とも語り、日中関係を重視する姿勢を強調した。
また、森本敏防衛相は27日の会見で
「海上保安庁や警察だけで対応できない場合は、自衛隊の活動が法的に確保されている。
従来の方針が変わったわけではない」
と指摘した。
首相は26日の衆院本会議で、尖閣諸島などへの不法侵入に関し
「必要に応じて自衛隊を用いることを含め、政府全体で毅然(きぜん)として対応する」
と表明した。
』
明確に
「覚悟はできている」
と表明した、と見ていいだろう。
というより、事務手続きであって覚悟するほどのものでもない。
向こうがヤルキなら、受けて立つ
といったところだろう。
どう考えても、中国に海軍力の利はない。
強盗にはそれなりに向かうしかないだろう。
強盗されっぱなし、では話にならない。
『
サーチナニュース 2012/07/28(土) 13:55
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0728&f=politics_0728_014.shtml
野田首相が尖閣問題で自衛隊活用を示唆、中国は反論
野田佳彦首相は26日、
「尖閣諸島(中国名:釣魚島)において、周辺国による不法行為が発生した場合、政府が自衛隊を用いることを考えている」
と語ったことを受け、中国は27日、いかなるものも中国の主権保護の意志と決心を動かすことはできないと反論した。
中国国際放送局が報じた。
野田首相は26日の衆院本会議で
「尖閣諸島を含む日本の領土、領海で周辺国による不法行為が発生した場合は、必要に応じて自衛隊を用いることも含め、政府全体で毅然として対応する」
と述べた。
中国外務部の洪磊報道官は27日、
「釣魚島及びその付属諸島は昔から中国の固有の領土だ。
いかなるものも中国の主権保護の意志と決心を動かすことはできない。
中国は、日本の責任のない発言に厳重な関心と強い不満を示した」
と語り、
「日本は両国関係の大局を重視し、関連問題を適切に処理するため切実な努力を払うべきだ」
と強調した。
』
『
レーコードチャイナ 配信日時:2012年7月27日 19時1分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=63294&type=0
オスプレイの配備で日中関係はますます深刻に、
米中関係に影響はない―ロシアメディア
2012年7月26日、ロシア国営ラジオ局・ロシアの声(電子版)は、米軍が垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを沖縄に配備することについて、日中関係をさらに悪化させるだけだと論じた。
27日付で環球時報(電子版)が伝えた。以下はその内容。
オスプレイの沖縄への配備は、日中関係の新たな火種になりかねない。
すでに12機が米軍岩国基地(山口県岩国市)に搬入されているが、米軍は沖縄での存在感を強めるため、普天間飛行場に計24機を配備する計画だ。
アジア・太平洋回帰路線を打ち出した米国は、在日米軍基地の装備刷新に着手。
現地住民の強い反対などお構いなしにどんどん進めている。
ましてや、日本政府が米国人のこうした行動を止める気配がないのだからなおさらだろう。
日本における米国の軍事力が高まれば、中国の不満を招くことは避けられない。
特に日中の領土問題が激化しているこの時期だ。
米国も日米安保条約の存在をしきりに中国にアピールしている。
米軍機は中国の陸上や海上を監視する偵察目的にも使用できるのだ。
オスプレイの行動半径は約700km、1機当たり24人の海兵隊が輸送可能だ。
日本と中国が領有権を争う海域もちょうどこの半径内に入る。
中国にとって、かなりの圧力になることは間違いない。
だが、ロシア政治調査センターの専門家、パーヴェル・ルージン氏は
「これは米中関係にとって最重要問題ではない。
輸出入の保護主義、人民元レートを含む経済問題の方が大事だろう。
双方とも軍事・政治面で新たないざこざを起こすことは避けたいと考えている」
と指摘する。
そうであれば、オスプレイの配備で真っ先にダメージを受けるのは日中関係だといえる。
そして、中国人のナショナリズムはさらに刺激されることになるだろう。
』
今日本は中国を煽っている。
中国はデカイこと言ってしまった以上、引っ込みがつかない。
それを、利用して刺激し続けている。
中国はジレンマにある。
近々、中国首脳部が交代する。
その交代にあわせて景気づけにぶちあげ、
怯え尻込みする日本の姿を晒すことによって新しい首脳部に花を贈る
ということになったのだろう。
それを目論んで高圧的態度にでたのであるが、これがまるで逆効果になった。
これ以上
下手にやると、泥沼の問題を新首脳部の懸案事項にさせてしまう
ことにもなりかねない。
ために軍事衝突には恐ろしくて踏み込めない。
せいぜい、チョッカイだすだけである。
日本はそのチョッカイすらも有効に使ってくる。
さて、手づまりである。
どうしよう。
ロシアは日本と中国が対立してくれれば、これにこしたことはない。
そこで
領土問題は中国の負けと見限って、オスプレイで中国を刺激
しようとしている。
さすがにロシアはしたたかである。
まあ、これが外交というものだろう。
『
サーチナニュース 2012/07/27(金) 18:01
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0727&f=politics_0727_012.shtml
日本が米軍に歩み寄り、東シナ海の情勢悪化が懸念=中国
米国海兵隊の12機の「オスプレイ」が23日に日本に到着すると、米国防総省のリトル報道官は24日、パネッタ米国防長官がF-22「ラプター」戦闘機の飛行制限の緩和を指示したと発表した。
一中隊の「ラプター」は、沖縄県の嘉手納空軍基地に向かう予定だ。
中国網日本語版(チャイナネット)は27日、
「日本が米軍に歩み寄っており、東シナ海の情勢悪化が懸念される」
と報じた。
以下は同記事より。
オスプレイの配備の目的の一つは、尖閣諸島(中国名:釣魚島)の共同防衛だ。
中国と日本の尖閣諸島を巡る争いが緊迫化する状況下で、日本の軍事面の一連の行動に対して注目が集まっている。
日中関係史学会の高海寛常務理事は、香港中国通信社の取材に応じた際、
日本はこのほど米国と軍事面での提携を強化しているが、中国を対象とするより実戦的な内容
になっていると指摘した。
「これまで日米安保条約の強化が叫ばれてきたが、それは表面的な動きにすぎず、実質的な段階に入っていなかった。
それが今や、一歩ずつ着実に強化されているのだ」
清華大学現代国際関係研究院の劉江永副院長はこれに同意したが、日本の軍事面のさまざまな行動は、新たな『防衛計画の大綱』の変化に応じるものだと強調した。
玄葉光一郎外相は24日の参院予算委員会で、
「尖閣諸島は日米安保条約の保護の対象であり、ヒラリー国務長官も認めている」
と発言した。
メディアはこれに対して、
「公の場で尖閣諸島問題を日米安保条約と結びつけることで、中国に対してもっとも強硬な態度を示すことができる」
と分析した。
高氏は、
「日本が米国と軍事的な結びつきを強めることで、アジア太平洋地域の各国の警戒を招くと同時に、尖閣諸島問題の解決をより困難にする。
日本が米国に歩み寄るほど中国人の反発を招く。
日本国内でも、米軍のやり方に反発する動きがあるため、順調に進められることはない」
と語った。
しかし一部の中国人専門家はメディアに対して、
「日本の外相の立場表明は、世界に対して外交政策の明確なシグナルを発した。
日米中は尖閣諸島問題で、よりハイレベルな政治的駆け引きを繰り広げるだろう」
と予想した。
』
「日本に覚悟はあるのか」
と恫喝された以上、形ある応えを出さないといけない。
オスプレイはその答えだろう。
中国が恫喝すればするほど、日本は有利にことを運んでいく。
まったやりにくい相手だ、と思っているだろう。
フィリピンあるいはベトナムあたりと同じに思っていたような節があるようだ。
「日本が米軍に歩み寄って」
とあるが、正確には
「中国が日本を米軍に歩み寄らせている」
ということだろう。
中国の外交がそれだけ下手ということでもある。
外交的には日本の方がはるかに巧みである。
中国の打つ恫喝の一手一手を有効につかって、中国の思惑をはるかに超えたレベルにまで持っていっている。
つまり、
中国の一言は、日本の一実行
として、明確な反応として出てくる。
中国としては喋ればしゃべるほど事態が悪化していく。
「唇寒し」
である。
自分の言葉で、自分の首を締めている。
そのことに、果たして中国は気がついているのだろうか。
上昇機運に乗っているいま、おそらくは気がついていまい。
これからも、代わり映えのしない恫喝外交を反省もなく続けていく
ことになるのではないかと思う。
【日本にその覚悟があるのか】
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