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サーチナニュース 2012/07/15(日) 13:45
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0715&f=politics_0715_004.shtml
中国軍事力の発展は日本にとって好機=中国海軍少将
中国海軍少将、国防大学戦略研究所前所長の楊毅氏は2日、第8回東京・北京フォーラム安全保障分科会における講演で、
「中国の軍事力の発展は日本にとっても好機である」
と発言した。
中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。以下は同氏の発言より。
中国と日本の安全をめぐる関係は今、難しい状態に置かれている。
こうした状態をもたらした原因は、
第1は、東南アジア地域の地政学が調整の段階にあることだ。
第2は、米国のアジア太平洋地域への再回帰のためであり、「新たな均衡」とも呼ばれる。
第3は、日中両国間の力の対比に変化が生じたことだ。
日中という2つの国の安全関係は結局いかに対処すべきなのか。
中国の台頭は日本にとって果たして、好機なのか、それとも災難なのか。
いずれも考慮する必要がある。
わたしは
中国が力をつけたことは、軍事力の発展も含め、日本にとって災難ではなく、好機
であると考える。
なぜなら、力がより強大になった中国は、日本ととともに、西太平洋地域を含めたアジア太平洋地域の平和、安定と繁栄を維持することができるからだ。
■軍事費は安全環境ほど多くない
近年、国際社会は依然、中国の軍事費の増大問題に大きな関心を示している。
確かに、軍事費は2桁の伸びをみせ、多くの人の不安を招いた。
実は、周知のように、米国では、貧しい人のほうが太っており、豊かな人は多くがスマートである。
貧しい人が肥満なのは、食べるモノが違うからだ。
中国は長年飢えをしのび、今ではたくさん食べられるようになった。
そのため、体重が急速に増えてきた。
だが、中国の肉は脂身が多いため、むしろ筋肉はついてこない。
これこそが中国軍事費増大の状況である。
優秀な人材を軍隊にとどめるため、軍事費の3分の1は隊員の質的向上に充てている。
また、中国の軍事費も、これまで長年にわたり資金投入が不足していたことから、装備の補充に用いられている。
軍事費と軍事力の増大は事実ではあるが、中国の安全環境と比べれば、やはり多くはない。
私はとくに日本が羨ましく思う。
国土は狭く、人口は少ないが、軍事費は多い。
カギとなるのは、さらに傘をさしてくれる人がいることだ。
中国には傘をさしてくれる人はおらず、そればかりか中国に石を投げつける人がいる。
だからこそ、中国は軍事費を増やさねばならないのだ。
今後、軍事費はゆっくりと安定、あるいは減少する可能性がある。
これが趨勢である。
■シーラインを共同で維持する
中国海軍の次なる展開は恐らく、西太平洋に赴き、第一、第二列島線に至ることだろう。
日本人はこれを喜ぶべきであり、いぶかしく思うべきではない。
自国における停留を含め、日本は米軍艦の全世界配備には見慣れていても、中国軍艦の行動にはまだ慣れていない。
中国軍艦の往来が頻繁になれば、日本も慣れてくるだろう。
中国の軍艦は何をしに来るのか。
日本を包囲するためではなく、われわれのシーラインをともに維持するためであるはずだ。
日本の1000カイリにおよぶ生命線は中国の生命線でもある。
中国と日本の安全をめぐる関係は、プラスとなる方向から推進すべきであり、1+1は2より大きいはずだ。
』
共産党幹部が発言すべき内容を解放軍将校が行っている。
ということは、共産党内部で解放軍の力が日ごとに増しているということだろう。
もしかしたら、共産党は解放軍の顔色を窺いながらでしかじつむができない状態にはいりつつあるのかもしれない。
【日本にその覚悟があるのか】
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