2012年7月15日日曜日

2012年7月13日付け共産党機関紙論評

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 2012年7月13日付け共産党機関紙論評
からはじまる。


サーチナニュース 2012/07/13(金) 17:46
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0713&f=national_0713_060.shtml

中国共産党機関紙が論評、尖閣、武力衝突の可能性示唆

 【北京共同】13日付の中国共産党機関紙、人民日報は野田政権の尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化方針などについて
 「釣魚島問題を制御できなくなる危険性がある」
と武力衝突に発展する可能性を示唆し、
 「日本の政治家たちはその覚悟があるのか
と挑発する論評を掲載した。
 尖閣諸島問題について、共産党機関紙が武力行使示唆まで踏み込むのは異例。
 中国の強硬姿勢を強調することで、日本側の動きをけん制する狙いがあるとみられる。

(情報提供:共同通信社)


 中国は日本に「覚悟をきめよ」と迫ってきている。
 軍事対決を煽っている
 中国は制御できない状態に入ってきている、という。
 日本はやる気があるのか?
 やる気があるならかかってこい!
 ということだろう。

 勇気がないなら尻尾をまいてたち去れ。
 覚悟がないなら、中国のイヌに成り下がれということだろう。
 さて果たして、
 その日本に覚悟があるのか?

 日本としては、決して
 「先に手出しをしてはならない」
という方針だろう。
 そして、
 「中国が先に手を出したら、受けて立つ」
しかないという、状況にしたいところだろう。
 中国が手を出したら、これはどうしようもない、やるしかないだろう。
 「やむ得ないが」
という、言い訳をもって臨むことになるだろう。
 それまでは
 「ガマン、がまん」
の忍従姿勢をとり続けることになる。
 そんなところかな。



朝鮮日報 記事入力 : 2012/07/14 08:12
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/07/14/2012071400299.html

尖閣:中国船舶による領海侵犯、日本が抗議
日本外務省が2日連続で駐日大使を呼び出し抗議

 中国の漁業指導船による尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺海域への侵犯に対し、日本の外務省が駐日大使を2日連続で呼び出し抗議するなど、両国間の緊張が高まっている。

 日本の外務省は12日夜、中国の程永華駐日大使を呼び、中国が尖閣諸島周辺海域に漁業指導船を派遣したことに強く抗議した。
 これは中国国営の環球時報が13日に報じた。
 同紙によると、この席で佐々江健一郎外務次官は
 「中国の漁業指導船が再び尖閣諸島周辺海域に侵入した。
 これは許されざる行為だ」
などと抗議したという。

 また、今月11日に中国から3隻の漁業指導船が尖閣諸島周辺海域に侵入した際にも、日本の巡視船と3時間近くにわたり対峙(たいじ)した。
 外務省はこのときも程大使を呼び出して
 「これは領海を侵犯する行為であり、決して黙認できない」
と強く警告していた。

 だが、一方の中国も強硬な姿勢を崩していない。
 中国農業部は12日にインターネットを通じ
 「釣魚島と周辺の島々は昔から中国固有の領土」
 「農業部東シナ海漁政局は、釣魚島周辺海域の漁業保護のため、不定期巡察を行う」
などと表明した。
 中国国家海洋局の孫書賢党書記も、11日に海南省で開催された討論会に出席した際
 「釣魚島に定住施設を設置するなど、中国が定めたレッドラインを日本が越えた場合、
 中国は日本と一戦を交えることも辞さない」
と発言している。


 こうした中、野田佳彦首相は7日、現在は地権者が民間人となっている尖閣諸島の一部の島を国有化する方針を示したが、中国はこれを受け、直ちに周辺海域に漁業指導船を派遣した。


 日本はタイミングを見ながら、
 「中国が武力行為に出る」
ことを誘導していく

であろう。
 いつがいいか、これが微妙だ。
 それまで、世論を高めて周辺段取りを決めていくことになる。
 どこまで、地ならしし、緊急時に備えるか、そしてどうやって中国を挑発するのが有効だろうかなどと、シュミレーションをやるだろう。
 すべてを根回しを終えて、意識的に沸点に誘導して、中国が手を出してくるのを待つ。
 そして、中国がそれに乗せられて出てきたときは、まるで
 「想定外だった」
というようは驚きを大げさに示し、あたかもアタフタしているようなポーズで世論を盛り上げていく。
 なにしろ、
 中国がいかに悪役であるかを印象づけるお芝居を政府一丸で演じ
ることになる。
 腹の底では、してやったり、と笑っていてもである。
 日本政府ならやりそうなことである。
 言い換えると、
 強欲お代官様に素手で立ち向かう哀れな無力の百姓
といった役どころである。
 やむにやまれず立つ
といったイメージを作り出すことが主眼になる。

 中国は今、軍事力を全面に押し出して相手を屈服させる外交を展開している。
 それが周辺諸国には嫌われている。
 日本は戦後、パワーを出しての外交はしていない。
 長い間そういうことができなかった状況に置かれていたので、いわゆる手まめに足で稼ぐ外交をやってきた。
 手ではなく足の外交である。
 その経験からいって外交交渉には、日本の方が役者が上であることは確かである。
 ただし、最初は負けで、そこから事が運んでいくスタイルをとっている。
 負けが初めにないと、動けない民族体質になっている。



【日本にその覚悟があるのか】


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