2012年7月22日日曜日

「わが国には日本の挑発に対抗する資源と手段が十分ある」

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サーチナニュース 2012/07/22(日) 15:13
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0722&f=politics_0722_004.shtml

わが国には日本の挑発に対抗する資源と手段が十分ある

  新華社世界問題研究センターの張煥利研究員はこのほど、中国には日本の挑発に対抗する資源と手段が十分あると論じた。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
 以下は同記事より。

  日本は最近、釣魚島(中国側呼称、日本名:尖閣諸島)問題を頻繁に持ち出して中国を挑発しているが、成功の見込みはまったくない。
 中国には、日本と釣魚島問題において対決する十分な資源と手段があり、政府と民間にも十分な決意がある
 釣魚島をめぐる衝突は中国に面倒をもたらすが、日本も心地よい状況にはならない。

  日本政府が断続的に行う故意の挑発に対し、中国は釣魚島海域における存在感を高めるべきである。
 長期にわたって、日本の海上自衛隊のP-3C哨戒機などは、日本が東シナ海で一方的に定めたいわゆる「中間線」を毎日のように飛び越え、中国側を偵察したり妨害したりしている。
 中国は同海域における法執行パトロールや軍事演習などを強化すべきである。
 釣魚島は中国の固有領土であるため、その周辺の12海里内の水域に堂々と入らなければならない。

  日本側が釣魚島で一歩前に出れば、中国は一歩半から二歩進む必要がある。
 挑発は必ず悪い結果につながり、大きな代償を支払わなくてはならないことを日本にわからせ、軽率な行動に出ないように促すべきである。
 経済・貿易面の対抗措置も考えられる手段の一つだ。

  2009年の漁船衝突事件により、中国側は日本側との東シナ海ガス田共同開発をめぐる交渉をやむなく取りやめた。
 これは非常に正しい決断だった。
 日本は交渉再開を促しているが、中国側は、東シナ海ガス田問題をめぐる交渉を釣魚島問題と同時に進めるべきだ。

 長年来の事実が示すように、中国・台湾・香港・マカオの「共同で釣魚島を守る」取り組みは、日本及び世界に向けて釣魚島が古来中国の固有領土であることを効果的にアピールしたほか、世界すべての華人の自信を高め、日本政府を行き詰らせる。

  ロシアのプーチン大統領が言うように、ロシアによる南千島群島(日本名:北方四島)の占領は第二次世界大戦の結果であり、日本の返還要求はそれを否定することになる。
 釣魚島は南千島群島と違い、中国の固有領土だが、第二次世界大戦前に日本が窃取した。

  戦後に出された「カイロ宣言」及び「ポツダム宣言」によると、日本が戦前に窃取した中国の領土は無条件的に中国に返還されるべきであり、釣魚島も対象となっている。
 ロシアの南千島群島に対する立場に賛同すれば、日本が続ける釣魚島の窃取をけん制することができる。

  中国は琉球(沖縄)全体の主権問題を真剣に考える必要がある。
 琉球群島の中南部はこれまでずっと日本が信託統治してきたが、主権は日本に属さない。
 「ポツダム宣言」第8項の補足条項には、
 「カイロ宣言の条項は履行されなければならず、また、日本国の主権は本州、北海道、九州、および四国ならびにわれらの決定する諸小島に限られなければならない」
と記されている。
 琉球の主権の帰属は、琉球の人びとが自ら決めるべきである。

  目下の釣魚島の情勢は、中国が日本との友好を一方的に求めても無駄で、いわゆる日中友好の実現は日本の間違った言動と戦い、
 中国が実力をふるって日本に気づかせるしかないことを再び証明している。


 なにか、一生懸命理屈をつけているといった感じがする。
 せっかくあれだけ大口たたいてタンカを切ったのだから、その線でやっていけばいいのに、なんで口先だけで逃げようとするのだ。
 自信がないという現れなのであろうか。
 尖閣諸島だけに限定すればいいものを沖縄まで含めて論を述べている。
 よって、内容がほとんど現実性のない希薄さに陥っている。
 沖縄と尖閣が同じなら、当然、「尖閣諸島はあなたがた日本の領土です」、
と宣誓しているようなものになってしまっている。

 つまり大見得のタンカとは
 「犬の遠吠え」
だった、ということか。

 しかし、これまだまだ続くだろう。
 タンカを切った以上、冷静な戦力比較を超えたものが状況を左右するようになる。
 いわゆる精神論である。
 旧日本軍を振り返ればよい。
 「天皇の赤子」だとか「神風が吹く」といった感情論が先行する。
 上のような冷静な軍人は煙たがられ窓際に追いやられる。
 抗戦論の軍人が表面を占めるようになる。
 よって、まだまだ日本にとって有利に展開する可能性は残されている。
 まあ、ワリヤーグを沈めるくらいのところまではいってほしいものである。
 これはちょっと、やりすぎかな。
 おそらく、小競り合いくらいが関の山かもしれない。




【日本にその覚悟があるのか】



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