2012年7月18日水曜日

日本人の44%は中国を「二流以下の強国」としてかみていない

_



レコードチャイナ 配信日時:2012年7月18日 8時26分 シェア
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=63021&type=0

世界の過半数「中国は強国」日本44%「二流以下」―中国メディア

 16日、「中国は強国になったか」との質問に対し、世界全体では「強国」とした人が45%に達した一方、日本では「二流以下」が44%に達したことが分かった。

 2012年7月16日、人民網日本語版によると、
 「中国は強国になったか
との質問に対し、
 世界全体では「強国」とした人が45%に達した一方、
 日本では「二流以下」が44%
達したことがこのほど、中国紙「環球時報」傘下の世論調査センターが実施した調査で分かった。
 北京大学の張頤武(ジャン・イーウー)教授は
 「両国関係の複雑さが影響している」
と指摘した。
 環球時報が伝えた。

 今回の調査は米国、英国、ドイツ、日本、ロシア、インド、南アフリカ、ブラジルの8カ国で18-64歳の成人計約7000人(ロシア・南アフリカは各約500人、残り6カ国は各約1000人)を対象に実施。
 最終的に計7045件の回答を得た。

 「中国の総合的国力は世界でどのような位置にあるか
との質問に対し、
 「超大国」(19%)または「一流国家」(34%)と答えた人は過半数(53%)に上った。
 一方、「二流国家」または「国力は依然弱い」は27%にとどまった。
 「分からない」は23%。

 同センターが2011年末に中国国内で実施した調査では、
 「中国は世界的な強国になったと思うか」
との質問に対し、「思う」と答えた人はわずか14.1%と今回の結果を大きく下回った。
 一方、「完全には世界的な強国ではない」は51.3%、「思わない」は33.4%に達した。
 「分からない」は1.3%。

 中国内外での認識のずれについて、張教授は12日、記者の取材に対し、
 「こうした違いがあるのはごく当たり前」
とした上で、
 「中国の国力の上昇を各国ははっきりと感じ取っており、中国の影響力は世界で最も急速に高まっている。
 だが中国国内では、発展に伴うさまざまな問題がやはり見えてしまう。
 国力の上昇を認識してはいるが、普段の生活に目を向けると、欧米などの先進国とまだ大きな格差があり、幸福感や生活水準が満たされていないと肌で感じている」
と説明した。

 中国の国力に対する認識のずれは8カ国の間にも存在する。
 南アフリカでは、「超大国」または「一流国家」とした人は8カ国中最多の66%に上り、平均値を13%上回った。
 インド、ロシア、英国でも平均値を上回った。
 一方、隣国の日本では、「二流国家」または「国力は依然弱い」とした人が最多の44%に上り、平均値を17%上回った。

 「二流以下」とした人の割合が日本で多くなった理由
について、張教授は
 「両国の関係の複雑さを物語っている。
 古代から現代に至るまで、東アジア文化の中で、中国と日本は常に複雑で微妙な関係にあり、これが中国に対する日本人の判断や理解に影響している」
と指摘した。

 「中国の台頭から恩恵を受けているか」
との質問に対し、
 「とても受けている」(9%)または「受けている」(36%)とした人は計45%、
 「ほとんど受けていない」(26%)または「全く受けていない」(14%)は計39%だった。
 「分からない」は16%。

 国別では、「とても受けている」または「受けている」は南アフリカが最多の64%で、平均値を19%上回った。
 インド、ブラジルも平均値を上回った。
 一方、日本は「ほとんど受けていない」または「全く受けていない」が最多の57%で、平均値を18%上回った。


 これ「強国」とあるが、意味するものは軍事強国なのであろうか。
 経済なら「経済大国」ということで大国を使うことになると思うが。
 上の記事ではこれが混乱して使われているようである。
 
 経済大国なら世界ナンバー2国家だから問題はない。
 軍事強国ということにすると、世界の認識と日本の認識とはズレが生じる。
 世界が中国を軍事強国とするのはおそらく正しいだろう。
 しかし、
 面と向かって対立する日本にとっては、いまのところ中国の軍事力を恐れる要因はない。


 あるとすれば核だが、核というのは「使えないシロモノ」であることを知っている
 中国の核より、突然フラフラと上がる北朝鮮の核の方が、どちらかといえば予測がつかないだけにはるかに怖い。
 日中開戦ともなれば日本は間違いなく核保有国の道を歩まざるを得なくなるから、さほどに恐れるものでもなくなっている。
 核を除く軍事力から言えば、まず日本は中国に劣ることはない
と日本人は思っているらしい。
 逆にだからこそ尖閣諸島問題では絶対に引かないという姿勢を維持できている。
 海戦では圧倒的に、日本はキャリアが違う。
 第二次世界大戦でアメリカを相手に戦った経験がある。
 それをもとに解析分析した戦術を持っている。
 中国は日清戦争の昔、李鴻章の北洋艦隊が日本軍に撃沈されたのが最も最近の海戦キャリアであり、これはまともな経験学習とはなっていない。

 日本人の44%は中国を「二流以下の強国」としてかみていない。
 となると、中国がいかに脅しの強迫外交を繰り返しても日本の動きを牽制することはできない。
 そういう中国の傲慢な外交を逆手にとって、「しめしめ」と軍事強化が促進できるとほくそ笑んでいるのが、今の政界、産業界、自衛隊といったところになる。
 冷静にみるかぎり、中国のいまのやり方では自分のクビをしめているだけで、日本に利する部分の方が多いことだけは確かである。
 日本人の大半は、中国とドンパチやって負けるとは思っていない
ということである。
 というより、
 軽くあしらえると思っている
ということになる。

Wikipediaから

北洋艦隊(ほくようかんたい)とは、光緒14年(1888年)に編成された中国清 朝の艦隊のこと。清国では北洋水師と呼ばれた。
母港は威海衛。
日清戦争において大日本帝国海軍連合艦隊と交戦(黄海海戦、威海衛海戦)し、日本の威海衛攻略の際に壊滅した。


 あとは空軍力だが、これもまだ、日本の方がはるかに上をいっている。
 
 総合的には日本の軍事力は中国のそれを十分しのいでいる。
 よって、日本は
 中国を強国とは認識しにくい

という結果となってしまうのだろう。
 いくら、声高に恫喝しても日本にはまるで効かな
ということになる。

 なを、雑誌などで日中の軍事力を数字で比較して判断を下しているのがあるが、あれはほとんど信頼性がない。
 数字で表したものは表面だけのもの。
 たとえば、日本の20倍もある国に散らばっている軍事力をすべて日本に向けるなんでことはほぼ不可能。
 それに人員も海をわたって来られる数に絞らないと比較にならない。
 よって日中戦争に陸軍はかかわらない。
 また、旧来の性能の悪い兵器武器も数に入れてみたとこで、ほとんど無意味。
 イラク戦争で大統領親衛隊がすごいので、フィフテーフィフテーだろうというのがマスコミ論調だったが結果は、まるで一方的。
 そんなものだ。
 やってみてば、わかる。
 戦いは数ではない。
 数字だけ並べて戦をするわけではない。



サーチナニュース 2012/07/16(月) 13:25
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0716&f=national_0716_029.shtml

【韓国BBS】日本と中国が戦争すれば、どっちが勝つ?

  韓国のコミュニティサイト「ガセンイドットコム」の掲示板に「日本と中国が戦争したら」とのスレッドが立てられたところ、さまざまな意見が寄せられた。

  スレ主は、米国が介入すれば当然日本が勝利を収めるだろうが、介入がないと仮定すれば、短期戦では拮抗するだろうが長期戦では日本が不利になると予測。
 日本は韓国同様、資源がない国であり、犠牲者に対する態度も違う。
 中国はたとえ1万人が死んでもびくともしないが 日本は1千人が亡くなったとしたら反戦世論が沸き起こるだろうと述べた。

  スレッドにはスレ主に対して同意する意見が多数並んだ。

●「短期間の武力なら日本が有利かもしれないが、長期戦に突入すると中国が優勢」
●「日本の軍事力は無視できないが、米国の介入がなければ、中国の勝利を意味する」

  また、日本人は平和的で何事に対しても声を上げないとの意見もみられた。

●「日本の反戦世論は、最近では活発でないようだね。
 デモをすることも、声を上げることもない」
●「一般的に見れば、中国国民は好戦的で日本国民は非好戦的」
●「国民世論だけ見れば、日本国民はあまりにも静か。
 政府に従うしかない国民性であり、放射能に関連する事柄でもそうでしょう」

  一方、日本は軍事大国化しており、日本が勝利するのではないかとの見方もあった。

●「日本が勝つのでは。
 中国製の戦闘機を見ても明白で、空軍、海軍でも日本が先んじている。
 少なくとも日本は負けないでしょう
●「中国はそれほど強い国ではない。
 ただ、人海戦術が恐ろしいだけ」


 「短期戦では日本が勝つ」
ということのようであるが。
 長期戦になったら、負けるということらしい。
 そうだろうか。
 現代戦争では長期戦はない。
 短期で決まる。
 そしてその間での勝者は、長期戦に持ち込まれないように、軍需関係を壊滅させる。
 近代武器では、秘密裏に製造するなんてことはできない。
 近代武器はハイテクの塊になる。
 いくら人海戦術を駆使しても、ハイテク製品は作れない。
 必要な施設が絶対に必要なのである。
 生産施設も限られ、さらには重要部品は国内生産できず海外に仰ぐことになる。
 外国は平和主義を標榜して、それらを売らない。
 そして、
 「世界に平和を」
という大義名分で、調停に乗り出してくる。
 つまり、最初に叩いたほうが、現代戦では利がある
ということである。

 戦争後の外交舞台で利をつかむのはどちらか。
 まず、アジア周辺国は中国の台頭を嫌がっているので日本びいきになる。
 ロシアは中国と日本が牽制しあってくれているのが一番いい。
 もし中国が勝利すると、長い国境をもつ関係上、中国が力を持ったときの不安が吹き出す可能性がある。
 よってロシアは中国の勝利をのぞまない。
 といって日本の勝利も歓迎しない。
 バランスをとった形で漁夫の利を得ようと動くだろう。
 ヨーロッパはどうだろう。
 ユーロ圏の崩壊を招いているのは中国の洪水的な輸出による地元のローエンド産業の壊滅に元がある。
 よって中国と日本と比べたら、中国の勝利は歓迎されない。
 アメリカはどうか。
 これは論じてみムダ。
 いま中国が力を入れているのがアフリカ。
 ここの資源を狙っている。
 中国支持の一票は入れてくれる。
 でも、実際の力は貸してくれるほどの国力はない。

 日本の外交はしたたかである。
 根回し、顔つなぎとコマ目に動く。
 中国の嫌われやすい大国的ゴーマン外交とは異なる。
 中国外交は顔を潰されるのを嫌う。
 おそらく日本は中国の顔を立てながら、裏で利益を得る方向で世界各国をまとめて行く事になるであろう。
 




【日本にその覚悟があるのか】



__