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サーチナニュース 2012/09/06(木) 09:36
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0906&f=politics_0906_008.shtml
わが国は核能力を高め、威厳ある大国になるべき=中国報道
米国メディアによると、米軍は中国の第2砲兵部隊が弾道ミサイルの発射実験を少なくとも3回実施したことを確認した。
米国側は、これらの弾道ミサイルは
①.潜水艦発射型弾道ミサイル「JL―2」、
②.全米を射程距離に収める地対地の多弾頭ミサイル「DF―41」、
③.多弾頭長距離ミサイル「DF―5」
だと推測している。
中国網日本語版(チャイナネット)は5日、
「中国は核兵器の能力を高めるべきだ」
と論じる記事を掲載した。以下は同記事より。
多弾頭ミサイル「DF―41」は10個の核弾頭を搭載でき、米国の弾道ミサイル防衛システムを使った迎撃は難しい。
中国軍は8月、第2砲兵部隊の多くの戦略ミサイルが発射台車両からの発射に成功していることを発表した。
これは、中国の陸上発射の核兵器は核攻撃にも耐えられ、再攻撃できることを意味する。
中国は確実で強力な核抑止力を持っていることがわかり、
これは世界の複雑な環境下で国家の安全を守るための基盤となるだけでなく、
米国や西側に求められる中国尊重の基礎ともなる。
中国社会は苦難に満ちた煩雑な民生の建設に取り組み、道徳と政治に関する討論を盛んに行っており、核兵器は世間から忘れられ、核能力の重要性を語ることは時期はずれだとさえ感じる。
しかし、世界の政治の緊迫状況が中国国内の事情によって変わることはなく、中国は別の方面にも配慮しなければならない。
中国は核抑止力の一新と強固を加速化し、それを確実なものにする必要がある。
また、核抑止による戦略環境の改善の可能性を探り、中国を本当の威厳ある大国にすべきである。
米共和党候補者のケイン氏は1年前、中国が核保有国であることを知らなかった。
外部が思う中国の核能力は低く、核抑止力は高くない。
言いかえると、中国の核能力は米国社会の中国に対する姿勢にそれほど影響していないということだ。
これは危険であり、米国の世論を誤った方向に導き、非現実な対中強硬に向かわせることになりかねない。
米中戦略の互いに対する疑いが深まり、米国の中国台頭に対する焦りが強まっていることから、中国は核能力を高め、米中間の核抑止の質の差を縮める必要がある。
長期的な目で見て、中国は米国と同じ核能力を備えようとは思っていないが、米国に対して「同等の核抑止」をする努力はすべきだ。
そうすることで、中国の核兵器の数が米国より少なくても、米国の中国核能力に対する畏敬と中国の米国核能力に対する畏敬はほぼ同じになる。
中国の第二砲兵部隊は近年、急速に発展し、完全な自主イノベーション能力を備え、単弾頭から多弾頭に転換し、発射方式を固定方式から移動方式に変えたほか、攻撃・防衛力の質も高めた。
こういった動きは今後拡大し、アジア太平洋情勢に次第に馴染み、地域全体のそのほかの戦略的要素と尊重し合いながら共存すると見られる。
核大国のソ連が崩壊したことから、核兵器は「役に立たないもの」と思ってはいけない。
ソ連は核兵器の発展によって崩壊したのではなく、それは原因のごく一部にすぎない。
仮に現在のロシアに高い核能力がないとすれば、サウジアラビアにやや勝るだけの国である。
中国の民衆と第2砲兵部隊の距離を適度に縮め、核能力について考えさせることは、国のコンセプトと認識の一部になっている。
中国は戦略的使命のある国で、民衆の国家感は小国寡民と異なっていなければならない。
民衆の国のコア能力に対する知識があまりに欠けていれば、全社会の健全なイデオロギーの形成に影響する。
核兵器開発の新参者である中国には、使用に関する経験が欠けている。
中国は核のハードウェアを開発し、絶えず学び、模索し、それらと中国の複雑な国家使命を一体化させる必要がある。
これは中国の重要な革新のプロセスでもある。
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【日本にその覚悟があるのか】
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